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当サイトは管理人による自己満足の詩置き場となっております。寒気などする方はすみやかに御退場ください。 又、稀にやわいですが流血表現を含まれる場合もございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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知らない間に出来た傷 手の甲に消えずに残ってる

一体いつ出来たんだろう どこで出来たんだろう


血管が浮き出たその左隣に 盛り上がった切り傷が密かに残っている

こんなに深い傷跡を知らずにつけたなんてありえない

忘れているだけなんだ いつの傷なんだろう


僕の体には所々 小さな傷跡がたくさんある

膝に出来た傷だって 子供の頃に派手に転んだ傷

判子注射の跡だって くっきり残ってる

すべての傷には思い出が 出来たときの思い出がある

それなのに手の甲の傷 これだけがわからない


一生残ってしまうのかな 地味に目立つこの嫌な傷跡

思い出しそうで思い出せないこの思い出

何故忘れてる 一体どんな思い出があるの


僕の体についた傷は 成長の過程を示している

大きければ大きいほど とても大切なもの

消えてしまった傷だってある それでも残ってるってことは

覚えてなくてはいけない とても哀しい跡

忘れてはいけない 何かの思い出


思い出すのが嫌なんだ だから忘れたことにした

本当は覚えている そのときのことを覚えている

君がつけた傷跡 まだ消えずに残っているよ

ずっと消えずに残っているよ


人は傷つきながらも 強くなっていくらしい

所々に残った傷跡には 僕を強くしてくれた過程がある

人は忘れることが出来るけど 覚えておくことだって出来るんだ

だからずっと残して欲しい これは僕の思い出だから




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