この世のすべての神様が　「地球のみなさん、こんにちは」

どこぞで聞いたことのある　意味がわかると怖いお話

存在価値を決めるのは　いつでもどこでも人間で

「一つだけ願いを叶えましょう」

人は何を思うか　平和とほざく


身近な人に感謝をしなさい　支えられて人は生きてる

そんな意味深な言葉を吐いて　もっと感謝すべきものは他にある

蟻が本気だせば人間は　一夜で滅んでしまうらしい

あんなに小さい命でも　僕らと比べたら壮大だ

人があるのは知能だけ　それ故自惚れが仇となり

神様の言った願い事で　人は地球から消え去った


他の命の大きさは　僕らではとても太刀打ち出来ない

周りを巻き込み潰し合う　人間消えろと願われた

これは残酷な話かな　これは当たり前の話だ

酸素を贈る花を枯らし　動物みんな物扱い

人の為になるならば　他の物が枯れてもいい

そんな考えの世の中と　そうでない人々も

どちらも結局紙一重　今さら慌てふためき過去を良いことで塗り潰す

僕らは忘れてはいけない　祖先がどれだけ壊してきたか

ただそれだけが伝えたい




ポエムブログ

いつも話を聞いていた　みんなの言葉を知っていた

君は知らないふりをして　実はすべてを知っていた


教室の窓際に　ひっそりといた君が

永遠にそのままで　時間が止まるようで

誰も話しかけはしない　君も黙ったままだ


小さな緑の花瓶　邪魔にならない机

その中と狭い上で　君はひたすら咲いている

君はひたすら笑っている


知らないふりして知っている　僕等の拙い言葉

なんでどうして　なんでどうして　君は黙ったまま

朝登校する僕等　昼は騒いでる僕等　夕方帰るよ僕等

君はすべてを見ていた　君はすべてを知っていた

日に日に君は項垂れて　どんどん枯れてくだけで

それでも黙って聞いていた　命の時間を聞いていた



君の居場所　緑の花瓶　死ぬのが嫌だと言うのは人だけ

何にも言わず　咲いてるだけで

命が尽きるのを待つだけ

そんな君が好きだった


笑う君がいなくても　この教室は変わらない

僕の目に映ってた　緑の花瓶がなくなった

最後まで見ていたよ　君の命を見ていたよ

僕等をずっと見ていた君を　きっと僕以外の誰かも

緑の花瓶がなくなった　気付いてどこかで泣いてるよ

最後の君も綺麗だった　見ていてくれて　ありがとう


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