当サイトは管理人による自己満足の詩置き場となっております。寒気などする方はすみやかに御退場ください。
又、稀にやわいですが流血表現を含まれる場合もございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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暖かいとは なんですか?
それは私も 感じられますか?
君の手が私の手を 溶かしてしまう間
痛いとか苦しいとか そんなものはなくて
ただざわざわとするのです
ただざわざわとするのです
見渡す限り一面が 真っ白で眩しい季節に
私は立って動いた 人の形をしていた
君の手が赤くなるくらい 私の手は冷たかったけど
それを優しく握って どこかへ連れ去ってくれた
走って笑って転ぶ君は 口から白い息を吐く
その少しの熱でも 私は溶けてしまうことを
焚き火を囲んで話す その中には入れない
あの子たちと君が帰れば 私は雪に戻るの
ねえ 君はどうして 私に声をかけるの
気がついてないから そう この冷たい体さえ
ねえ 君はどうして そんなに笑っているの
今にも凍えそうなんだ ここで 走って暖まる体
もしも君が 気づかなくて
私に火を灯すのなら
私はねえ その火に
溶けて消えてしまいましょう
だから君は そこにいて
春が来れば忘れるから
私はそう 一人で
消えない記憶を辿るの
ざわざわとするのです 君の怒る顔を見ていても
君の体温は私を 心から溶かしていくのです
ざわざわとしますか? 春が来る前に見せた涙は
目の前で溶けていく 私を見た君の体温
暖かいとは なんですか?
それは私にも 感じられますか?
君の手が最後の 私の手を溶かす間
痛いとか苦しいとか そんなものじゃなくて
ただざわざわとするのです
ただざわざわとするのです
ポエムブログ
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君が言う 「僕が君をずっと守るよ」と
それを信じたい私がいる
私は言う 「君が守り続けるのは きっと 私ではない人」と
叶わない約束とわかっていた だけど君が指を出して
私の指に絡ませて歌うから ない未来を夢見てしまった
事実はここ 君はここ
私が手を伸ばしてはいけない先へ
守るのは私で 守られるのが君で
これが本当の未来の形
守るのは君で 守られるのは別の
私ではない 愛する人
願わない約束とわかっていた だから私は約束した
君に伝える最後の 私の恋の末路を
恋はここ 私はここ
君の手が届かない先へ
呻くのは私で 知らないのが君で
これが望まない最後の形
笑うのが君で 知らないのは別の
私とは違う 愛する人
君が言う 「守るよ」
私が言う 「ありがとう」
伝わらないまま 行く末は私のこの
もどかしい恋心
こらえた涙が やがて雨になり
絶えた体が 足から崩れ去る
震えているのは 君の方だった
守られていたのは約束 もう守らなくていい
伝えたのは一生叶えることができない
哀れな二人の恋心
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夜風
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