初めて外を歩いた日のことを　君は覚えているのでしょうか

小さく力強い一歩を　踏みしめたことを覚えてますか


最初は転んで怪我をしたり　置いていかれて泣き叫んだり

進むたびみんなが喜んだり　君をたくさん褒めていたね

歩いて走って飛んで蹴って　どんどん汚れる僕だけれど

それが生まれたたった一つの　意味だから嬉しすぎるよ


晴れの日も雨の日も　雪の日も曇りの日も

君は僕を汚しながら　いろんなところに連れて行った

ときにはお留守番の日もあって　綺麗にしてくれたりもして

もう無理だ　もう守れない

そう思うまで幸せにしてくれた


君が大きくなって　僕が君を傷つけてしまったら

終わりが来たんだ　もう僕を

捨ててしまってもいいんだよ

僕は満たされるくらい

ボロボロで汚くなったから

胸を張って「さよなら」　苦しいくらい嬉しいよ


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謝ればそれで済むよ

だってそうだろ？　だってそうだよ

悪くないと感じながらも　頭下げれば終わりなら

それでいいから　それでいいから


ごめんなさい　そう言ってさ

頭下げてさ　謝ってさ

本当に悪いのはどっちか　わかっている　けど謝る

どんなに

理不尽なことを言われても　頭を下げるのが大人なら

見下す相手を更に見下して　その場をそれで収めようとする


ほんとに大事なことは何か　忘れてるわけでもないけれど

謝ることに意味があるなら　意味を考えずに謝ろう


謝れば済むよ

ねえ違うの？　間違ってるよ

悪くないと言いながら　頭を下げる意味は何

それでいいかな　それでいいかな


すみません　そう言ってさ

目線落として　謝ってさ

本当に悪いのはどっちか　それすら頭にないんだろ

なんで

理不尽なことを言われてさ　頭下げるのが大人なら

もっと違うやり方が　あるだろう　あるだろ


結局

めんどくさいから頭下げて　それってよっぽど惨めじゃない？

裏で愚痴って　自分悪くないって　言ってるなら頭下げずに

納得してもらえるような答えを探せよ


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