当サイトは管理人による自己満足の詩置き場となっております。寒気などする方はすみやかに御退場ください。
又、稀にやわいですが流血表現を含まれる場合もございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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七年も土の中でひたすら眠り続けて
木に這い上がってから鳴いたらもう一週間の命
必死に鳴くその姿 人々の耳に届く もうあの声を忘れることなんて出来ない
その中でも一番好きなヒグラシの鳴き声には
誰もが日の終わりを感じる
長い年月をかけて生きるために生きて
地に出たらいざ短い命
まるで彼らのように 必死に鳴き続けて もうその声を忘れることなんて出来ない
自分が正しいのか迷って苦しむ君の顔には
いつも近い未来を感じていたよ
蝉とは違う君でも 彼らと同じこと 命は等しいと教えてくれた
必死に生きる彼らと 私も君も 誰もが何も違わない命
好きなヒグラシだって 大好きな君だって
知らぬ間に消えてしまうよ
一つのことをやり遂げた 彼らの行く末には
きっと変わることのない死があるに違いない
それでも世界に存在を残していく彼らは
それでいいと それで間違ってないと 鳴き続けてる
君もそうだったから 毎年思う
君もまたどこかにいて 前と同じように必死に生きているんじゃないかって
夕暮れの公園で 今日もまた 終わりを告げるヒグラシが鳴く
ポエムブログ
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綺麗な花火を見るために 綺麗な浴衣を着てみたんだ
真っ黒な空に咲く花火 チラチラ火花を散らして消える
美しいものはすぐ消えてしまうと 君は言ってた 本当かな
手が届きそうなほど近くに 感じているのに 実際の距離はとても遠くて
秋が来る前の季節 まるでそれは別れのように 空高く上がって消えてしまったよ
私の中で一番綺麗な君もそうなのかな あっけなくどこかへ消えてしまうのかな
手が届きそうで ほんとはとても遠くて 一瞬の優しさを残して消えてしまうのかな
そして秋がくるのなら ずっと夏のままでいいのにな
花火の痕跡を煙が残してる 屋台の光がそれを包む
忘れられない感動でその場に立っていたら 可愛らしい女の子が私を指さした
「あなたのその浴衣も綺麗な花火だね」 白い布にいくつか咲く 真っ赤な花の柄
美しいものはすぐ消えてしまうと 君は言っていたけれど
消えないものだってあるんじゃないかな
たとえば私の浴衣の花火 たとえば私の心の君を
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夜風
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