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当サイトは管理人による自己満足の詩置き場となっております。寒気などする方はすみやかに御退場ください。 又、稀にやわいですが流血表現を含まれる場合もございます。あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
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綺麗な花火を見るために 綺麗な浴衣を着てみたんだ

真っ黒な空に咲く花火 チラチラ火花を散らして消える


美しいものはすぐ消えてしまうと 君は言ってた 本当かな

手が届きそうなほど近くに 感じているのに 実際の距離はとても遠くて

秋が来る前の季節 まるでそれは別れのように 空高く上がって消えてしまったよ


私の中で一番綺麗な君もそうなのかな あっけなくどこかへ消えてしまうのかな

手が届きそうで ほんとはとても遠くて 一瞬の優しさを残して消えてしまうのかな

そして秋がくるのなら ずっと夏のままでいいのにな


花火の痕跡を煙が残してる 屋台の光がそれを包む

忘れられない感動でその場に立っていたら 可愛らしい女の子が私を指さした

「あなたのその浴衣も綺麗な花火だね」 白い布にいくつか咲く 真っ赤な花の柄


美しいものはすぐ消えてしまうと 君は言っていたけれど

消えないものだってあるんじゃないかな

たとえば私の浴衣の花火 たとえば私の心の君を



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